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コラム, 蓄電池

家庭用蓄電池の選び方☆チェックする5つのポイント

家庭用蓄電池の選び方☆チェックする5つのポイント
家庭用蓄電池を検討しても選び方が分からない方は多いですよね。

パナソニックやシャープ、オムロンなどなど…、あらゆるメーカーからさまざまな特徴を持った家庭用蓄電池が出ている今、賢い選び方の知識は重要です。

家庭用蓄電池の選び方とひと口に言っても、電気代節約や太陽光発電などとの連携の他、災害対策としてなど、家庭によって目的も異なります

そこで今日は、それぞれの目的に合わせた家庭用蓄電池の選び方を、6つの視点からお伝えします。どうぞ参考にしてみてください。

 

家庭用蓄電池の選び方☆
チェックする5つのポイント

 

「目的」からの家庭用蓄電池の選び方

ひと口に家庭用蓄電池と言っても、賢い選び方を理解するためには、「使用目的に適した家庭用蓄電池の種類」を理解した選び方が必要です。

主に3種類に分けられる家庭用蓄電池は、充電・放電のシステム自体が変わるため、最初に「目的は何か」を明瞭にしなえければなりません。

【 家庭用蓄電池の選び方☆目的で違う3つの種類 】

① 太陽光発電システムと連携する→「連携型」

…近年最も多い種類がこの連携型で、太陽光発電パネルの設置と併せて導入する家庭が多いです。太陽光発電による自家発電と電力会社から提供される電気の両方を供給します。

→ 災害時には自動的に太陽光発電による自家発電を享受することができる点もメリットです。

また、以前より売電収入目的で太陽光発電を取り入れた家庭が、10年間の売電料金保証期間が切れる時期となるため、現在ある太陽光発電をより有効利用するために、家庭用蓄電池を追加導入するケースも増えています。

② 単独で災害時に備える/夜間の安い電気を昼間に使う→「独立型」

…このタイプは、他の太陽光システムや電気自動車などとの連携のない「独立した」家庭用蓄電池です。電力会社が提供する電気のみを充電・放電します。

→ 災害時にも以前より電力会社より提供された電力を充電していれば、電気を享受できますが、多くは手動で非常用電力へと切り替えをしなければなりません。

独立型の家庭用蓄電池は、夜間が安い電気料金のシステムに変えて、安い電気を夜間に家庭用蓄電池に充電しておき、日中に使うことで電気料金を節約する目的で取り入れる家庭が多いです。

また、独立型の家庭用蓄電池にはレンタルできるタイプも多いので、昨今の全国的に多発する自然災害によって、災害時用として常備する家庭も増えました。

③ 電気自動車(EV車)と連携する→「EV対応型」

…近年増えてきた電気自動車(EV車)と連携することにより、EV車が「蓄電池」として活用できる連携タイプです。

→ 災害時にはもちろん、EV対応型は充電できる電気容量が他の2種類よりも格段に大きい点がメリットとなり、太陽光発電との連携も可能なので、日中に充分に充電した電力のみで生活をすることも不可能ではありません。

EV対応型の場合には充電・発電それぞれの電力を、電気を使いこなすことができるように調整できる「パワーコンディショナ」を活用します。

 

災害時に備える家庭用蓄電池

災害時に備えるために家庭用蓄電池を検討しているなら、太陽光発電システムやEV車との連携の有無はもちろん、独立型を選ぶとしても、「災害時にどれくらいの電力が供給できるのか」を考慮しなければなりません。

そのためには蓄電容量のチェックは不可欠です。

また、停電時にどのように充電電力を活用できるのか…、そのタイプも予算まで鑑みながら選ぶ必要があります。

【 家庭用蓄電池の選び方☆容量と非常時の活用法 】

① 蓄電容量 … 機器によって容量が異なりますが、やはり容量が大きければ大きいほど割高になりやすく、体積や重量も大きくなりやすいです。

② 非常時の活用法 … 非常時にどのようにして電力を使うのか…、以下の2種類があるので、予算と併せて検討します。

・ 「特定負荷」 … 予め非常時に利用できる回路を指定します。種類によっては非常用コンセントを利用するケースもあります。

・ 「全負荷」 … 非常時にも家内であれば日常と変わらない電気の使い方が可能です。ただ、便利な分だけ「特定負荷」のタイプと比較すると、各段に割高な傾向があります。

沖縄では毎夏に巨大台風が直撃するのが常ですが、最近では台風到来も本州に逸れ、沖縄直撃のケースは少なくなりました。それでも2018年、2019年と停電は各地で起きましたよね。

「特定負荷」タイプか「全負荷」タイプかの判断は、ご自身の家が停電になりやすい頻度や、家族構成などと予算のバランスを考えながら決断すると良いかもしれません。 

 

蓄電容量をチェックする

災害対策のための家庭用蓄電池の選び方でももちろんですが、日常使いだとしても、「蓄電容量」と料金のバランスはチェックすべきです。

前述したEV対応型でもお伝えしましたが、確かに価格は高くなりがちなものの、蓄電容量が大きければ大きいほど、安い時間帯や太陽光による自家発電電力を蓄電できるため、より節約できます。

さらに非常時にはもちろん、蓄電容量が大きい方が長い時間電力の維持ができますよね。

また性能として、「充電時間」も併せてチェックしておくと、短い時間で効率よく満タンまで充電されて、より有効に家庭用蓄電池が働きます。

【 家庭用蓄電池の選び方☆蓄電容量とのバランス 】

★ 例えば某メーカーの家庭用蓄電池の蓄電容量は5kWh、放電時間は265Wで15時間です。充電時間は8時間でした。

・ 一方で他メーカーの家庭用蓄電池では、蓄電容量が8.4KWhで放電時間が430Wで20時間、充電は何と2.5時間で済ませることができます。

→ 前者はこのほか寿命も短い(口述します)特徴もあるために、価格は各段に安いのですが、後者は比較的割高です。

あまり家庭用蓄電池に造詣のない選び方だと、ついつい安い方を選んでしまいがちですが、時間数を比較検討すると「割高でも後々満足できるかも…」と思えますよね。

特に充電時間が2.5時間と言う部分は、大きな魅力です。

 

日常で活用する家庭用蓄電池

太陽光発電システムとの連携や、独立型でも毎日節約のために稼働する家庭用蓄電池の選び方であれば、できるだけ長持ちすることを考えて選んでください。

家庭用蓄電池はあらゆるメーカーからさまざまなタイプが出ているため、価格も千差万別になりがちですが、価格のみで比較検討をすると、寿命が短く買い替え時期が早く迫って、かえって高くつくかもしれません。

【 家庭用蓄電池の選び方☆長持ちさせる 】

★ そのため家庭用蓄電池は「寿命」と「充放電回数」をチェックして、比較検討をしてください。

・ 一例では某メーカーの充放電回数は12,000回、価格帯が各段に安い他メーカーの方充電回数は3,000回でした。

12,000回と3,000回…、単純に計算しても寿命は1/4ですよね。実際に12,000回の家庭用蓄電池の保証期間は15年であるのに対し、3,000回の家庭用蓄電池での保障期間は7年でした。

寿命を迎えた家庭用蓄電池でも使えないことはないですが、少しずつ蓄電容量が減っていき、ついには0になるために、その前に買い替えを行う家庭がほとんどです。

ただ、今回の比較検討で出した機種は極端な例で、一般的には6,000回~10,000回の放充電を寿命とし、保証期間は10年間のものが一般的に多く見受けられます。

 

マンションでも設置?サイズ確認

どうしても家庭用蓄電池の選び方では、体積と重量の検討は避けられません。リチウムイオン電池の蓄電池の登場により、ずい分コンパクトにはなったものの、それでもそれなりの大きさと重量があります。

蓄電容量が大きければ大きいほど、サイズも大きくなる傾向があるので、容量の大きなものを選ぶ場合には、特に計って「置き場所」を用意してください。

【 家庭用蓄電池の選び方☆設置場所 】

★ そもそも「屋根」が必要な太陽光発電との連携タイプなどは、屋外に充分な設置場所が必要なほど大きなものです。

・ 一方非常時用のコンパクトなタイプを選んで備えるマンション住まいの方も増えました。

コンパクトなタイプでは屋内に常備できて、家のコンセントから気軽に充電を行う「ポータブル」タイプも見受けられます。

蓄電容量も2kWhや3kWhなど、少ないデメリットもありますが、多くのポータブルタイプの家庭用蓄電池で10年前後の保証期間が付いていますし、価格帯もずっと手頃でコンパクトです。

非常用として常備しておくのも一案かもしれません。

 

いかがでしたでしょうか、今日は家庭用蓄電池を漠然と検討している方々へ向け、それぞれの「目的」に適した家庭用蓄電池の選び方をお伝えしました。

マンション住まいの方々のように、そもそも家庭用蓄電池を設置する場所がない家庭であれば、最後にお伝えしたようなポータブルタイプに限られますが、一戸建てなどであれば、「目的」を意識することが大切です。

停電時の備えとして欲しいのか電気代の節約なのか…、太陽光発電システムとの連携なのか…、によって、選ぶ家庭用蓄電池は大きく変わります。

ちなみに電気代節約のケースでは、オール電化の導入に伴い、家庭用蓄電池も購入するケースが増えています。

また現在は違っても、後々電気自動車(EV車)を検討しているかどうか…、でも選ぶ種類は変わりますよね。

どうぞ、それぞれの家庭で未来設計まで見据えながら、予算とのバランスで判断してみてください。

 

まとめ

家庭用蓄電池を選ぶ5つのポイント

・独立型か連携型かEV対応型かを選ぶ
・停電対策なら蓄電容量と非常時の活用法から選ぶ
・料金だけではなく容量と充電時間もチェックする
・料金だけではなく寿命と保証期間もチェックする
・設置場所やサイズを考えて選ぶ