得する沖縄の太陽光発電導入☆業者選び5つの注意点
現在、沖縄では「第二次」太陽光発電システムブームが訪れていますよね。
ただ、以前沖縄で見られた「第一次」太陽光発電システムブームと比べてみると、とても満足している家庭が多い一方、後々後悔している家庭も見受けられます。
沖縄の第一次太陽光発電システムブームは10年前後前…、この時期は国が太陽光発電を普及させる目的で、電気料金の定価買取を10年間保証する制度「フィット(FIT)」を発表した時期です。
そのため沖縄で太陽光発電を導入した家庭でも、制度通り一定の収入が得られたため、10年後の今、2019年問題は起きているものの、当初は問題はありませんでした。
けれども今、沖縄で太陽光発電システムを導入している第二次ブーム世代では、「思った通りじゃなかった…」と言う声も聞こえます。
そこで今日は、今沖縄で太陽光発電システムを導入するに当たり、後々まで満足できるポイントと、注意点をお伝えします。
得する沖縄の太陽光発電導入☆
業者選び5つの注意点
相見積もりをして相場を見る
悲しいことですが、沖縄にも太陽光発電システムを扱う業者のなかには、いわゆる「悪徳業者」とも言える業者も存在します。
これらの業者の特徴は、訪問販売や電話営業が多いことが挙げられますが、この他にも、決めるまでなかなか帰らなかったり、営業マンがやたらと積極的で、口がたつタイプが多く、過剰宣伝が多いです。
特に高齢者に見受けられる傾向ですが、営業マンの口に乗せられて契約をしてしまうケースがありますが、何十万円どころの買い物ではないので、多少キツイ口調になっても、ここは一旦帰ってもらうのが賢明です。
そしてネット環境があるならば、営業マンから渡された名刺などを元にHPを確認したり、業務実績を調べてみてください。
【 得する沖縄の太陽光発電導入①相見積もりを取る 】
★ そして何より有効な方法は、相見積もりを取って比較検討することです。多くの悪徳業者はそもそも相見積もりを避けようとしますし、価格も破格な値段を取っているケースが多いです。
→ 複数の業者に相見積もりを取って比較検討をすることで、自然と沖縄の太陽光発電導入にまつわる機器や設置費用の相場も分かります。
悪徳業者にはそもそも名刺を渡さないケースもありますので、これは最初からお断りをしてください。
また、「どうも基本的な知識が足りないな…」と感じたり、妙に若手ばかりの業者も注意をするに越したことはありません。
知識もなくソーラーパネルが設置できる屋根を確認してもいないのに、「ソーラーローンは光熱費で賄うことができる上に、〇〇円の収入が見込めます!」なんて、耳に良いことばかりを伝えてくる場合は要注意です。
【 得する沖縄の太陽光発電導入☆悪徳業者を避ける 】
★ まずは一度帰っていただいて、下記の事柄は必ずこなしてください。
① 相見積もりを取る(理想は5社ほど)
② 家族に相談をする
③ 太陽光発電システムについて調べる
④ 太陽光発電の機器について調べる
⑤ いただいた名刺を元に、その会社を調べる
良い業者の見極め方
実は今、沖縄で太陽光発電システムが見直されているのは、災害対策や節電対策、自家発電を目指す家庭が増えたためです。(詳しくは「沖縄で太陽光発電が増加中?今急増する理由とは」をご参照ください。)
そのために、売電による副収入を目的として、沖縄で太陽光発電システム導入を目指す家庭では、前述したような悪徳業者の罠に掛かりやすい…、と言えます。
確かに第一次ブームが起きた10年前後前までは、売電収入を享受した家庭も多かったかもしれませんが、実はその分、今よりもずっと初期費用のリスクも多くありました。
この頃の感覚のまま、営業マンの訪問販売を受けてしまうために、高い見積もりでも信じやすくなりますし、夢のような売電収入を言われても、期待してしまいやすくなるようです。
【 得する沖縄の太陽光発電導入②良い業者を見極める 】
★ ですから全ては、現在の流れに見合った現実をシュミレーションしてくれて、業務実績のある、良い業者との出会いは欠かせません。そのためには相見積もりはもちろん、下記のような点をチェックしてください。
① 業者の媒体 … 悪徳業者のなかには施工知識がほとんどないケースが見受けられます。信頼できる業者には、その媒体が建築会社であったりすることも多いです。
② 業者の実績 … 名刺をいただいたら、HPを確認してください。さまざまな業務実績が並んでいる業者は、より信頼できます。
③ 自分の会社で施工をしているかを確認する
… 沖縄の太陽光発電を取り扱う業者のなかには、営業や受注対応をする会社と施工業者が違うケースも多いです。
決してそんな業者が全て悪いとは言いませんが、できれば全てを一社(若しくは関連業者)で担う体制が、ひとつひとつの契約、施工状況を把握していることが多いため、安心です。
④ HPがしっかりしている
… 悪徳業者には訪問販売や電話営業が多いですが、そもそも優良な業者であれば、その必要がないケースは多いです。
HPで充分に実績も示すことができますし、口コミによる注文も期待できるうえ、丁寧な対応を心掛けていると言うことは、オーバーになるほどの受注は受けません。
⑤ 近隣住民からの口コミをチェックする
… 沖縄の太陽光発電システム業者は、割とエリアを絞った活動が多いです。そのために太陽光発電を取り入れている家の知り合いに数件尋ねてみると、良い業者・悪い業者の評判が浮き彫りになるので、試してみてはいかがでしょうか。
…などなどの方法があります。
また、このようにチェックポイント項目を上げなくても、複数の業者に相見積もりをした後に、それぞれを比較検討しながら相対する内に、自然と「丁寧」で「誠実」な業者は見えてきます。
後述する光熱費節約のためのシュミレーションひとつでも、こちらがせずともキチンと提示してくれる業者は、良い業者に多いです。
光熱費節約ならシュミレーションを
前項でも少し触れましたが、これから沖縄で太陽光発電システムを導入するのであれば、導入後の光熱費節約シュミレーションは欠かすことができません。
沖縄で太陽光発電システムを導入する場合、光熱費の節電…、尽きるところでは、後々は「自家発電」を目指す家庭も増えましたが、いくら安くなったとはいえ、ローンを組む家庭がほとんどなので、ローンとのバランスは不可欠です。
前述した「良い業者を見極める」と重なりますが、多くの有料業者でこのシュミレーションを行ってくれますので、これもチェックポイントのひとつです。
【 得する沖縄の太陽光発電導入③光熱費シュミレーション 】
★ ほとんどの業者で営業や訪問時に、これから設置する家の光熱費シュミレーションを出してくれますが、下記のことまで丁寧に行ってくれているかを確認してみると、より安心です。
① 施工担当者がキチンと屋根を確認してから、設置できるパネル枚数を提示してくれているかどうか。(なかには屋根も見ないで枚数を伝える業者もあります。)
② その家の一年間の電気代とガス代を確認し、導入後のシュミレーションを起こしてくれるかどうか。
③ 導入時だけではなく、設置後のメンテナンス計画も提示しているかどうか。経年劣化や交換時期まで説明や、台風などで起きる破損に対する保証まで明瞭にしているかどうか。
… ひと昔前と違い、ソーラーパネルの性能が上がったために、小さい屋根のオーナーでも設置しやすくなりました。これが沖縄で太陽光発電システム導入の二次ブームが起きた一因でもあります。
けれども小さい屋根であればそれだけ売電収入は少なくなりますので、実際には電気料金(やガス料金)を支払ってきた費用で、ソーラーローン(太陽光発電のためのローン)を補ってやっと…、と言うケースも少なくありません。
それでも、現代は続く災害などが原因で、「(太陽光パネルがついて)災害対策が0円で出来る」として、取り入れる家庭も多いのです。
機器のメンテナンスと保証期間をチェックする
前項でも少し触れましたが、業者は設置までは丁寧に対応してくれるかもしれません。けれどもオーナーにとって重要なポイントは、「設置後」です。
設置後のアフターフォローやメンテナンス、台風などの「破損」への対応へのチェックは必ず行ってください。
また、今ではさまざまなメーカーから容量も寿命も異なるさまざまな機器が出ていますので、自分達が導入する機器の寿命や保証期間はチェックしておくと、後々まで納得できます。
【 得する沖縄の太陽光発電導入④保証期間とメンテナンス 】
① 導入する機器の「保証期間」をチェックする
… 今では多くの機器が10年~15年の保証をしています。保証期間をチェックすると共に、「10年までは無料保証、以降は有償保証」と言うものもありますので、保証内容まで確認してください。
② 台風や事故による破損対応を確認する
… 保証のなかには台風などの自然災害による破損などは、保証に入らない契約もあります。けれども特に沖縄では台風は頻発しますよね。
ですから、台風などによる破損への対応を確認し、納得してから契約をすると安心です。
③ 後々までのメンテナンス計画を確認する
… 沖縄の太陽光発電システムも家と同じ、年々劣化するものだと意識して契約を進める必要があります。
マイホームも数年ごとのメンテナンスと修理修繕をしながら、状態を保っていくように、太陽光発電システムでも定期的なメンテナンス計画が提示されれば、ベストです。
機器について独自に知識を蓄える
最後にある程度の知識を蓄えたうえで、業者と向き合うことで、悪徳業者を見抜くこともできます。
【 得する沖縄の太陽光発電導入⑤知識を蓄える 】
① 例えば太陽光発電システムと共に導入するケースの多い家庭用蓄電池ですが、悪徳業者のなかには鉛蓄電池の導入を勧めるケースがあります。
… 今でも産業用として使われますし、災害対策としては良いのですが、オール電化などと連携したり、売電を目的とするのであれば、今では寿命の短い鉛蓄電池ではなく、リチウムイオン電池の蓄電池が主流です。
② この他、太陽光パネルには「ヘテロ接合」と「アルファモス」があります。
… 最初の効率はさほど変わらずとも、経年劣化が進みやすいアルファモスは、ヘテロ接合と比べると、20年後の発電効率が歴然に下がります。
詳しくは別記事でも詳しくお伝えしますが、このような知識を持っておくだけでも、「あれ?」と気付くことも多いので、事前に調べておくことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか、今日は「第二次」沖縄の太陽光発電導入ブームを受け、後々まで後悔しない業者選びのポイントを5つ、お伝えしました。
本文中でも触れましたが、今起きている沖縄の第二次太陽光発電導入ブームは、第一次ブームとは導入する家庭の意識が少し違います。
どちらかと言えば、少しでも自家発電をして電気代を節約したり、災害による停電時にも、電気を活用できるように取り入れる…、と言う目的が主流で、「そのためのコストが相殺されるなんてお得!」くらいの家庭も多いです。
これは世界的な自家発電、エコ生活への流れも背景にあります。
ですので、どうしても売電収入で少しでも多くの利益を求めた時代のままでいると、後々後悔してしまったり、悪徳業者の言葉を信じてしまいがちです。
導入後のシュミレーションを見ながら、目的を改めて確認して決めると、後々まで満足できる決断ができるのではないでしょうか。
まとめ
現代の得する太陽光発電導入のポイント
・複数の業者で相見積もりを掛ける
・HPや実績から良い業者かを確認する
・導入後の家計の変化をシュミレーションする
・メンテナンスと保証、破損対応を確認する
・事前に調べて知識を持って決める