沖縄の安い深夜電力フル活用☆蓄電池で大幅節約!
沖縄で今、安い深夜電力をフル活用できる蓄電池を導入する家庭が増えました。
東日本大震災以降、沖縄でも深夜電力活用以前に、災害用として蓄電池が評価されてきましたが、ここに来て「節電」効果が注目され、再び沖縄では深夜電力を貯める蓄電池導入が増えています。
現在、全国的にも深夜電力は日中と比較して3割から最大で6割も安くなることも多いです。この深夜電力を効率的に活用できたら、大きな節約になりますよね。
そこで今日は、沖縄で安い深夜電力を蓄電池を利用して、最大限に賢く節電する方法をお伝えします。
沖縄の安い深夜電力フル活用☆
蓄電池で大幅節約!
沖縄で安い深夜電力を活用する
今では電気の自由化により、「新電力」として多くの企業が電力供給に参入するようになりました!
電力会社によって料金プランはさまざまですが、多くは電力の出力調整のバランスにより、夜間電力が安く設定された料金プランが出ています。その価格差は日中の3割~最大で6割も安くなるため、見逃せません。
一例として沖縄電力のプランを見てみます。
【 沖縄の安い深夜電力☆蓄電池で賄いたい料金プラン 】
★ 例えば、沖縄電力の「Eeホームホリデー」プランを見てみます。
→ 昼間時間の電力料金 = 39.37円/kWh(夏季)
生活時間の電力料金 = 27.20円/kWh
夜間時間の電力料金 = 11.18円/kWh
…一目見ただけでも大きな価格差があることが分かりますよね。約3割ほど安くなっていますが、「深夜時間」ですので、普通のサラリーマン家庭などでは眠っている時間となり、この深夜時間を有効活用できません。
ちなみに、「昼間時間」「生活時間」「深夜時間」は下記のような時間帯です。
【 沖縄の安い深夜電力を蓄電池で☆時間帯区分 】
① 昼間時間 … 一般的にサラリーマン家庭などでは会社に出てるなど、家族が外出傾向にある時間帯を指します。深夜時間に続いて二番目に電気使用率が低い時間帯です。
→ 平日(月曜日~金曜日)の10時~17時、日祝日は「昼間時間」には入りません。
② 生活時間 … 一般的なサラリーマン家庭でも、皆が帰宅したり、在宅している傾向のある時間帯で、最も電気使用率が高いです。
→ 平日(月曜日~金曜日)の朝7時~10時、17時~23時、日祝日などの休日(※)は「生活時間」に入り、朝7時~23時までのほぼ一日中になります。
③ 深夜時間 … 一般的なサラリーマン家庭では、生活時間を終え、眠っている時間帯となるために、最も電気使用率が低いです。
→ 主に夜23時~朝7時の、「昼間時間」と「生活時間」以外の時間帯を指します。
…このような時間帯ですから、せっかくの沖縄の安い深夜電力も蓄電池がない場合には、あまりその安さを享受することは出来ません。
(※)多くの電力会社で「休日」は、主に土曜日・日曜日・祝日や振り替え休日の他、元旦以外のお正月(12月30日・31日、1月2日・3日・4日)が多いです。
また、5月のGW時期の飛び石の合間日など(5月1日・2日など)も、休日扱いとなる電力会社が見受けられます。
沖縄で深夜電力を蓄電池利用したシュミレーション
沖縄でこの安い深夜電力を蓄電池に蓄電し、日中に利用すれば、安い深夜料金の電気を使いこなすことが出来るので、当然電気代が割安になります。
…ただ、具体的な数字を見ないと「3割」と言われてもピンと来ませんよね。そこで上記の沖縄電力「Eeホームホリデー」契約のケースで具体的な料金を見てみます。
【 沖縄の安い深夜電力を蓄電池で☆シュミレーション 】
★ 一般的なファミリー層、両親に子ども3人として電気使用量を見て行きます。今回は夏季の電気使用量です。
《 全体的な電力使用量 = 30kWh 》
・ 昼間時間 = 15kWh
・ 生活時間 = 10kWh
・ 夜間時間 = 5kWh(深夜電力)
→ 昼間時間(15kWh×39.37円)+生活時間(10kWh×27.20円)+夜間時間(深夜電力)(5kWh×11.18円)=590.55円+272円+55.9円=918.45円
蓄電池の容量はピンからキリまでありますが、コンパクトな室内置き型で手頃な価格帯でも出回るようになったオムロンの蓄電池を例に取って見ると、6.5kWhです。
こちらを例にして、夜間電力を蓄電したパターンの価格を見てみます。
【 沖縄の安い深夜電力☆蓄電池利用のシュミレーション 】
★ 前述の5人家族を例として、6.5kWhの深夜電力を蓄電したとして計算したシュミレーションがコチラです。
・ 昼間時間 = 8.5kWh
・ 生活時間 = 10kWh
・ 深夜時間 = 11.5kWh
→ 昼間時間(8.5kWh×39.37円)+生活時間(10kWh×27.20円)+夜間時間(深夜電力)(11.5kWh×11.18円)=334.645円+272円+128.57円=735.215円
…蓄電池がない場合には四捨五入して、約918円だったのに対して、蓄電池がある場合には約735円が一日当たりの電気料金です。
一日で換算すると約183円もの差が出てきます。一か月では5,673円、一年間では(季節によって差はありますが)68,076円の節電効果が期待できます。
沖縄で安い深夜電力を蓄電池で賄うには、「蓄電池の寿命」まで気にする必要がありますが、一般的な蓄電池が10年前後の保証期間があるとして、10年間で換算すると、68万760円の節電です。
※ ただし、これはあくまでも大まかな概算です。
夏季電力など電気料金にも差がありますし、Eeホームホリデー以外の料金プランもあります。今では新電力もどんどん普及していますので、概算としてご参考にしてください♪
沖縄では安い深夜電力+蓄電池+太陽光発電
沖縄の安い深夜電力を蓄電池で蓄電するだけでも、これだけの経済効果がありますが、最近では太陽光発電+蓄電池で、後々は自家発電をも目指すような節電対策を取る家庭が増えました。
これは家計としての「節電」だけではなく、世界的な流れでもある「エコ」対策とも言えます。
沖縄で深夜電力を回すだけではなく、「蓄電池+太陽光発電」まで取り入れる節電は、天候との兼ね合いが出てきます。
【 沖縄の安い深夜電力☆蓄電池+太陽光発電 】
★ 太陽光発電は5kWhとして…、晴天時には最大20kWhまで期待できるケースは多いです。曇りや雨でも発電しますが、もちろん、天候により違います。
《 全体的な電力使用量 = 30kWh 》
① 晴天時 … 発電量を20kWhとする(蓄電池は6.5kWh)
・ 昼間時間 = 15kWh → 太陽光発電
・ 生活時間 = 10kWh → 太陽光発電5kWh+蓄電池(深夜電力)5kWh
・ 夜間時間 = 5kWh(深夜電力)
→ 昼間時間0円+生活時間(蓄電池により深夜電力)5kWh×11.18円+深夜電力5kWh×11.18円=111.8円
…もちろん、コチラは晴天時の計算で雨天時には5kWh程度の日もあるかもしれません。また一方で、蓄電池の容量は商品によってさまざまです。
今回の蓄電池は比較的価格帯も安価で、室内置き型のコンパクトな商品を参考にして6.5kWhに設定しましたが、太陽光発電と蓄電池をセットにして導入する家庭では、外置き型の容量も大きな蓄電池を選びやすいです。
この場合には、現在最も人気が高い商品で9.8kWhの蓄電量がありますし、大容量商品を選べば12kWhなど、10kWh超えの蓄電池も見受けられます。
その年の天候や蓄電池の容量などなどで状況は変わるため、あくまでもシュミレーションですが、仮に家族3人~4人で20kWhほどの使用電力量であれば、買電をせずに暮らしが出来る「自家発電」生活も現実になるかもしれません。
【 沖縄の安い深夜電力☆蓄電池+太陽光発電で売電まで 】
★ また、沖縄で安い深夜電力を回す以外にも「蓄電池+太陽光発電」を導入した場合には、+売電による経済効果があります。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で安い深夜電力を蓄電池で蓄電し、高い昼間時間の電力を使わずに日中に回すことで実現する、大きな節電効果について、シュミレーションと共にお伝えしました。
現在、各メーカーの保証期間を見てみると7年~15年、平均的には10年の保証が付いています。寿命年数もこの保証期間に近い商品が多いため、一度購入した蓄電池は10年間使用出来ると考えれば、災害時の保険も兼ね、充分なメリットが見込めます。
また太陽光発電+蓄電池をセットで導入することで、「自家発電+深夜電力+売電」の節電効果があるうえに、近年は不安視する家庭の多い災害対策にもなるために、まだまだ100万前後の導入初期費用が掛かる太陽光発電ながら、導入を選択する家庭が増えました。
今では天気予報を元に人工知能が自動的に節電してくれるような、蓄電機能を備えた蓄電池も見受けられますので、いくつかの候補を絞りながら、ご自身の家庭でのシュミレーションをしてみるのも良いかもしれません。
まとめ
蓄電池で深夜電力を日中に回す経済効果
・日中と深夜で3割~6割の違いがある
《 30kWhのシュミレーション 》
・蓄電池なし=918.45円/1日
・蓄電池あり=735.215円/1日(蓄電容量6.5kWh)
・年間では約68,000円(季節で差があり)
・蓄電池+太陽光発電(晴天時)=111.8円/1日
・太陽光発電の場合、売電も出来る