沖縄で補助金が期待できる☆ZEH(ゼッチ)住宅とは?
沖縄で補助金が期待できるとして、ZEH(ゼッチ)住宅を新築時に検討する家庭も増えましたよね。
沖縄でも補助金と共に注目のZEH(ゼッチ)住宅とは、簡単に言えば、自家発電と省エネ機能により、買電などのエネルギー0を目指した住宅です。
本文で詳しくお伝えしますが、ZEH(ゼッチ)住宅は省エネ構造と共に、エネルギーを創り出す「創エネ」も不可欠ですから、太陽光発電システムの導入は必須です。
このZEH(ゼッチ)住宅が注目される理由は、少し前までは太陽光発電システムによる売電収入も多く見受けられましたが、現在では節電(省エネ)意識と共に、補助金も期待できる理由も多くありました。
そこで今日は、沖縄の補助金を受けるZEH(ゼッチ)住宅の条件や、蓄電池も含めた沖縄の補助金制度とZEH(ゼッチ)住宅についてお伝えします。
沖縄で補助金が期待できる☆
ZEH(ゼッチ)住宅とは?
沖縄で補助金が出るZEH(ゼッチ)住宅とは
「ZEH(ゼッチ)」は英語にすると「Zero Energy House(ゼロ エネルギー ハウス)」となり、日本では「ZEH(ゼッチ)住宅」の他に「ゼロエネルギー住宅」とも言われます。
この名称からも分かるように、個人家庭レベルで家の消費エネルギーをプラマイゼロになることを目指す住宅です。
ですから単純に太陽光発電システムを導入して、自家発電が出来るだけでは、沖縄では補助金が出る「ZEH(ゼッチ)住宅」とは言えず、省エネ(節電)への配慮が施された住宅としても認められなければなりません。
【 沖縄で補助金が出る「ZEH(ゼッチ)住宅」 】
① 断熱効果 … 冬には暖房が少量でも良く聞き、夏にはクーラーが少量でも良く効くような、気密性の高い断熱性に優れた家です。
② 省エネ効果 … 主に導入する家電製品や蓄電池などの機器で省エネ対策が取られているかどうかをチェックします。
→ 今では人口AIなどで家内の使用電力を分析し、天気予報や状況を理解して節電できるよう自動的にコントロールしてくれる機能が人気です。(※)
③ 創エネ機能 … 太陽光発電システムが主な対策となりますが、エネルギーを「創り出す」機器を導入し、自給自足を目指します。
最終的に「エネルギーの自給自足(ゼロエネルギー)」が見込める住宅ですから、安定を考えると太陽光発電システム+家庭用蓄電池が一般的な対策です。
プラスして暮らしに節電しながら効率良い電気や暖房・冷房などの空調が期待出来る機器の導入、高効率な給湯器(エコキュートなど)を入れる家が多くなります。
また壁材などは断熱効果を意識した高断熱のガラス窓を入れたり、断熱材を多用する家も多いのではないでしょうか。
難しい表現になりますが、正確にお伝えすると下記のような内容が、沖縄で補助金が出るZEH(ゼッチ)住宅です。
【 沖縄で補助金が出るZEH(ゼッチ)住宅の要項 】
① 断熱性能が地域(沖縄)で定めた基準を下回る家(断熱材やドアや窓などの工夫により気密性が高なっている)
② 再生可能エネルギーの導入(今回の例では、太陽光発電システムと家庭用蓄電池の導入がそれに当たります。)
③ 「第一次エネルギー消費量(※)」を2015年よりも下回る機器を導入した家(暖房やクーラーなどの機器に節電効果が期待できる。)
→ これらの工夫をした結果、「第一次エネルギー消費量」から、家のエネルギー消費が100%賄うことができる家、が条件です。
「第一次エネルギー」とは?
(※)「第一エネルギーエネルギー消費量」と前項で出てきましたが、これは家庭で消費するエネルギーが「第一次エネルギー」で消費されている「量」を指します。
「100%賄う」ことができると言うことは、家庭で消費するエネルギーが「全て第一次エネルギーによるもの」ですよね。
ちなみに、ガソリンスタンドやガスボンベ、火力発電所や原子力発電所を通した、一般的な家庭で消費するエネルギーは「第二次エネルギー」です。
【 沖縄の補助金が出るZEH(ゼッチ)住宅☆第一次エネルギー 】
★ 「第一次エネルギー」とは、ガソリンスタンドや原子力発電所などへ行く前の「自然由来エネルギー」を指しています。
→ 水力や風力などもありますが、現在家庭で現実的な自然由来エネルギーを創る「創エネ機器」と考えると、太陽光発電システムが一般的です。
また、昼間に太陽光により発電した電気を蓄電できる家庭用蓄電池も「創エネ機器」として扱われています。
そもそも電気は止まることのない性質を持っているため、家庭用蓄電池がなければ日中に電力を多く発電しても、他の時間帯へ回すことはできません。
特に夜間は太陽の出ない時間帯なので、蓄電池がない過程では、どうしても夜間は電力会社から買電をすることになり、自然由来エネルギーで暮らしを「100%賄う」ことはできませんよね。
ですから沖縄の補助金が出るZEH(ゼッチ)住宅を建てるには、「太陽光発電システムと家庭用蓄電池で連携することは必須です。
ZEH(ゼッチ)住宅の魅力
沖縄では補助金がZEH(ゼッチ)住宅の最大のメリットとして広がっていますが、「エネルギー0」の暮らしの魅力はそればかりではありません。
2011年の東日本大震災から注目されている災害・停電対策としては、もともと100%自家発電になりますから、何日停電が起きても日常と同じ暮らしができる点が強みです。
【 沖縄で補助金以外の、ZEH(ゼッチ)住宅の魅力とは 】
① 買電をしないので、家計が軽くなる
… 新築時にZEH(ゼッチ)住宅にしますので、太陽光発電や蓄電池もろもろの機器は、「住宅ローン」の一部として支払われますよね。そのために、家計としてはオール電化にした場合にはガス代なし電気代なしの暮らしが実現します。
② 環境を意識した省エネ暮らし
… 太陽光発電による電力はエコ大国ドイツで広く普及されているように、二酸化炭素を排出しない、次世代の電力です。
→ 新築時に省エネ(エコ)を意識した機器(電化製品や設備など)を導入するので、自然とエコ対策ができ、家族の意識も強くなります。
③ エコ生活は人にとっても良環境
… 特に高齢の方々には評判が高い家がZEH(ゼッチ)住宅です。気密性を高くしてムリのない空調を目指すために、家内の温度差が緩くなります。
→ 結果的にお風呂上りなどでの温度差により引き起こされる「ヒートショック(※)」が起こりにくいです。
(※)「ヒートショック」とは、例えばお風呂の脱衣所が寒い家など、温かなお風呂から急に冷たい脱衣所へ移動した時に起きる、心臓発作や脳卒中などを指します。
ZEH(ゼッチ)住宅では気密性の高い造りを条件とするため、家全体に暖房も広がりやすく、よりムリのない空調管理が可能です。
沖縄で補助金☆ZEH(ゼッチ)住宅の場合
新築時にZEH(ゼッチ)住宅を建てる場合は良いのですが、今では太陽光発電や家庭用蓄電池を後付けで導入する家庭も増えましたよね。
この場合にも、創エネ機器を導入するために補助金も期待できます。
ただ、家庭用蓄電池のケースでは国からの補助金は2015年までは出ていたのですが2015年に終わりました。
【 沖縄で補助金☆家庭用蓄電池の導入 】
★ 一方、それぞれの自治体ではまだ補助金を出しているエリアが多いので、導入を検討しているなら、自分の自治体での補助金を確認してください。
→ 沖縄でも2019年度には、「沖縄県環境部環境再生課」にて、補助金を出していた他、沖縄市や宜野湾市、那覇市などでも補助金の案内がありました。
沖縄県内で補助金はZEH(ゼッチ)住宅の場合も含め、限られた予算内で募集をして、予算が終わるまで出すパターンがほとんどなので、常にチェックしておいて申請をしなければなりません。
【 沖縄の補助金☆チェックしたい機関とは 】
① お住まいの市町村(電話や市の広報誌などで常にチェック)
② 沖縄県環境部環境再生課 … 2019年度には8月中旬から10月中旬まで案内がありました。
③ 環境共創イニシアチブ(SII) … 主に容量の少ない蓄電池(10kWh)の家庭用の機器に対して、2019年度は補助金を出しています。
④ 日本環境協会 … こちらは家庭用蓄電池よりも民間の中小企業向けに補助金を出していました。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で補助金が出るZEH(ゼッチ)住宅について、補助金の条件や特徴をお伝えしました。
ZEH(ゼッチ)住宅の場合、それぞれの住宅会社で登録をし、窓口になっている場合が多いのでマイホーム建築を依頼する時点から、「ZEH(ゼッチ)ビルダー」としての登録をしているかどうか、確認してみるのも良いのではないでしょうか。
ZEH(ゼッチ)住宅の補助金は2020年度はまだ分かりませんが、2017年度の例で見てみると最大75万円でした。
エコ大国ドイツではすでに普及が進んでいる電気自動車にも補助金が出ています。今では日本でも少しずつ「トライブリッド型」と言われる太陽光発電+蓄電池+電気自動車、での100%自家発電生活を目指す家庭も増えましたよね。
このような電気自動車のケースでは、補助金は最大40万円前後です。
まとめ
ZEH(ゼッチ)住宅や創エネ機器の補助金
・買電せずに自家発電100%を目指した家
・断熱性、創エネ機器で省エネ効果のある家
・第一次エネルギーとは買わない自然由来のエネルギー
・ZEHは温度の差が低く人にも良環境
・補助金は環境再生化やSII、日本環境協会をチェックする
・2017年度はZEHで75万円の補助金が出た
・電気自動車は最大40万円の補助金が出た