沖縄の太陽光、蓄電池、エコキュートの交換はホウトク沖縄。アフターサービスも対応。

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コラム, 新電力

沖縄で新電力に切り替えた!比較してわかった5つのこと

沖縄で新電力に切り替えた!比較してわかった5つのこと
沖縄でも新電力へ切り替える家庭が急増していますよね。「新電力」とは2016年の一般家庭に向けた最終的な「電力自由化」に伴い、他の業種から新しく電力の小売り業に参入してきた電力会社を指します。

今までは電力供給は大手電力会社の独占販売でしたが、今後は全国に630社(2019年10月)以上もの電力小売業者「新電力」がひしめき合うようになりました。

独占販売の時代とは違い、価格競争が起きている今、「買電する電力会社を比較検討する」家庭が多いのも頷けますよね。

そこで今日は、すでに沖縄で新電力へ切り替えた3つの家庭の体験談より、今までと切り替え後を比較して気付いた、5つの事柄をお伝えします。

 

沖縄で新電力に切り替えた!
比較してわかった5つのこと

 

3つの世帯で新電力へ切り替え!

沖縄電力から新電力へ切り替えて成功した、5つの家庭の電気代の変化を見てみました。5世帯とも太陽光発電やオール電化など、特別な事情はありません

賃貸家庭も多いように(※注意点があります)、ガスも利用している昔ながらの一般的な家庭です。

総務省の家計調査もチェックして、もともと(沖縄電力時代の検針票から)ごく平均的な電気使用量だった世帯を優先し、お伝えしています。

【 沖縄電力から新電力へ☆1年間の節電効果 】

①独身世帯 … 30Aで約240.2kWhを月々使用しています。

・ 沖縄電力=月々約6,221円 → 新電力=月々約6,061円
  (月間約160円、年間約1920円の節電効果)

②夫婦共働き・子どものいないDINKS家庭 … 30A・約371.1kWh/月

・ 沖縄電力=月々約9,920円 → 新電力=月々約9,572円
  (月間約348円、年間約4,176円の節電効果)

③幼児(3歳)と夫婦・母親が主婦の家庭 … 40A・約430.7kWh/月
 
・ 沖縄電力=月々約9,920円 → 新電力=月々約9,572円
  (月間約348円、年間約4,176円の節電効果)

④子ども3人と夫婦共働き … 60A・約523.2kWh/月

・ 沖縄電力=月々約14,655円 → 新電力=月々約13,998円
  (月間約657円、年間約7,884円の節電効果)

⑤子ども4人(幼児1人)と夫婦、母親はパートタイマー

・ 沖縄電力=月々約17,993円 → 新電力=月々約17,130円
  (月間約863円、年間約10,356円の節電効果)

…どれも確実に節電効果を発揮しています。電気料金単価が1円や1円以下なので、検討時はピンと来ない方…、1ヶ月単位では「たいしたことないな…」と感じる家庭も多かったものの、1年単位で節電効果を見てみると、大きな金額になりました。

今回は平均的な電気使用量の家庭を優先的にお伝えしましたが、新電力へ切り替えることで、節電意識が高くなり、より節約できた家庭も見受けます。

(※注意点)賃貸住宅にお住まいの家庭では、大家さんが建物一棟で契約切り替えを行っているケースが出ています。この場合、個人世帯での新電力切り替えが難しくなりますので、一度大家さんへ確認をしてみてください。

 

ポイントゲットでボーナス感

沖縄の新電力で人気が高い業者は、①シン・エナジー②楽天でんき③ソフトバンクでんき、の3社です。

2017年に先駆けて沖縄進出を果たしたシン・エナジーは、「特に沖縄電力圏内で」純粋に抜群の安さを誇ることで、進出してすぐに一気に需要が高まりました。

一方、大家族家庭では楽天でんきを選ぶ世帯が多く見受けます。

ソフトバンクでんきに関しては、もともとソフトバンクユーザーの方がソフトバンクでんきに切り替えると「スマホセット割」が適用されるために、切り替えた例が多いです。

ただ実際には、使用量と料金単価が比例している料金形態のために、3人以上の世帯でソフトバンクでんきに切り替えても、シン・エナジーや楽天でんきの方が電気料金節約に繋がりました。

【 沖縄電力から新電力へ☆月々支払いでポイントゲット! 】

☆ あまり優先順位が高くはなかったものの、「いざ切り替えてみると、意外にお得に感じた」との声が多いのが、電気料金の支払い分のポイント還元です。

・ シン・エナジーではJALマイレージポイントが貯まり、楽天でんきでは楽天ポイントが貯まります。

・ また新電力の多くは①銀行引き落とし、②カード決済のみの場合が多いのですが、カード決済を選んだ場合には、利用するカードのポイントも貯まるため、カード決済を選ぶ家庭が多いです。

反対に言えば、沖縄電力から新電力へ切り替えてしまうと、コンビニ決済などが出来なくなる…、とも言えます。(支払い手続きが終わっていない内は、コンビニ決済を求められるかもしれません。)

 

スマートメーターで節電意識

初めて沖縄電力から新電力へ切り替える家庭の多くは、切り替えをきっかけに、アナログの電気メーターから「スマートメーター」に交換します。

実際にスマートメーターを取り付けてみると、「工事」と言っても作業は簡単で、すぐに終わるものでした。

なかには数千円ほどの料金を求められる新電力もあるようですが、多くの新電力でスマートメーターの取り付けは無料です。(シン・エナジーなども無料で獲りつけます。)

…そして何気なく取り付けたスマートメーターが、「思いの外、節電に役立った!」と好評でした。

スマートメーターは30分毎にその家の電気使用量を測定してくれる機器です。その情報を新電力へ繋いでくれるので、検針の必要がありません

【 沖縄電力から新電力へ☆スマートメーター効果 】

☆ 30分毎に計測するので、「いつ・どれくらい電気を使ったか」が分かるのですが、ここでHEMS(ヘムス)を取り付けることができます。

→ 「HEMS(ヘムス)」を取り付けると、時間ごとに分析した電気使用量がモニター画面で確認することが出来ます。

→ 電気使用量が「見える」ので、家族に節電意識が高まりますし、「HEMS(ヘムス)」自体が、その家庭の電気使用量を制御する機能を持っているため、結果的に今まで以上に節電効果が出るためです。

…また、沖縄で1位人気の新電力「シン・エナジー」のサービスでも見られるように、今では「HEMS(ヘムス)」自体が必要ないケースもあります。

シン・エナジーではパソコンを通して、電気使用量の確認が出来るので、より気軽にチェック出来ると評判でした。

シンエナジーのパソコン画面

【 沖縄電力から新電力へ☆検針票は? 】

★ そのため、新電力では紙の「検針票」がない業者が多いです。

→ 反対に新電力に切り替えて検針票が欲しい場合には、新電力によっては別途料金(一例では108円)が掛かることも多いので、確認をしてください。

 

「生活フィットプラン」てこんなにいいの?

前項でお伝えした、それぞれの世帯での節電効果例ですが、主に沖縄で最も人気の新電力「シン・エナジー」へ切り替えた世帯を中心にお伝えしました。

多くは一般的な電気の使い方をする家庭で選ぶ「きほんプラン」の契約でしたが、なかには「生活フィットプラン」を選んだ家庭や、後で「生活フィットプラン」に変更した家庭がありました。

「生活フィットプラン」は特に日中に電気を使わない家庭にお得になるプランで、22時~8時までの電気料金単価が格段に安くなります。(深夜単価21.88円

加えて、日中は28.43円であるのに対して、8時~9時・18時~22時は25.98円と、2.45円の差があります。

このような深夜割引を設定している電力会社は多いのですが、シン・エナジーの「生活フィットプラン」に関しては、後で他の新電力から乗り換える家庭も増えるほど、評価が高いプランです。

【 沖縄電力から新電力へ☆シン・エナジーの「生活フィットプラン」 】

① 他の電力会社の「深夜割引」プランと比較して、朝方の割引時間が長い

→ 多くの電力会社で深夜割引が適用される時間帯が、「22時~7時」であるのに対して、シン・エナジーでは「22時~8時」、たった1時間の時間差ですが、7時~8時こそ、出勤前で電気を使っている家庭が多くありました。

② 土日祝日も、割引料金が適用されている。

→ 深夜割引プランの多くは、家族が休日となる土日祝日は平日の日中料金が適用される場合が多いのですが、「生活フィットプラン」では、土日祝日も割引料金が適用されます。

(平日8時~9時・18時~22時に適用されている単価です。)

…これらのことから、いざ切り替えをしてみると、共働き家庭を中心にして、シン・エナジーの「生活フィットプラン」へ見直す家庭が増えました。

 

オール電化はシュミレーションをしてからが良い

ただ一点、オール電化の家庭では必ずしも新電力が安くなる、とは限らないようです。

【 沖縄電力から新電力へ☆オール電化はシュミレーションを 】

★ …と言うのも、大手電力会社ではオール電化に対応した電気料金プランがあるのに対して、新電力ではオール電化に対応した料金プランがほとんどないことも、一因にあります。

→ ただ、最近オール電化へ変更した家庭では、新電力の料金プランの方が電気料金が安くなるケースもあるので、シュミレーションサイトで比較してから検討をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄電力から新電力へ切り替えた、いくつかの世帯での評価や感想を中心に、切り替えて1年経って感じた5つの変化をお伝えしました。

オール電化の新電力への切り替えについては、別記事「オール電化の家☆沖縄で新電力へ加入できるのか?!」で詳しくお伝えしています。

電気は現代の暮らしには必需品…、毎日使うものですから、たった1円が積もり積もると大きな金額になりますよね。

別記事「新電力ってなに?沖縄で注目、新しい時代到来♪」などでもお伝えしているように、電力自由化では小売部門のみを切り離しているため、新電力へ切り替えたからと言って、停電が増えたり、電気の質が変わったりする心配はありません

電気会社を選べる時代になった!」と思うと、不思議に感じる方も多いかもしれませんが、より快適な暮らしのためにも、一度、新電力への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

沖縄電力から新電力へ切り替えて気付いた事柄

・一般的な世帯では電気料金が安くなっている
・月々の支払いでもらえるポイントがお得
・新電力はカードか銀行引き落としのみが多い
・スマートメーターで節電意識が高くなる
・日中電気を使わないなら、生活フィットプランが良い
・オール電化に関しては安くなるとは限らない
・オール電化はシュミレーションをして比較検討をする