沖縄の太陽光、蓄電池、エコキュートの交換はホウトク沖縄。アフターサービスも対応。

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コラム, 太陽光発電, 蓄電池

太陽光発電&家庭用蓄電池導入☆月々の電気料金3つの事例

太陽光発電&家庭用蓄電池導入☆月々の電気料金3つの事例
太陽光発電と家庭用蓄電池の導入は、災害時の備えもさることながら、やはり電気を少しでも売電すること…、そして少しでも電気料金を節約することが、目下の目当てですよね。

ただ、最近では売電料金も低くなったことから、太陽光発電&家庭用蓄電池の導入は賛否両論があることは否めません。

こればかりはそれぞれの家庭によって、傾向が変わるため、一概には決められませんよね。

そこで今日は、太陽光発電&家庭用蓄電池を取り入れた、参考になりやすい3つの家庭の電気料金の推移例をお伝えしていきます。

どうぞご自身の家庭に近い事例を、太陽光発電&家庭用蓄電池の導入が良いかどうか…、ひとつの検討材料にしてみてください♪

 

太陽光発電&家庭用蓄電池導入☆
月々の電気料金3つの事例

 

初期費用は掛かる

多くの家庭で太陽光発電と家庭用蓄電池システムの導入を踏みとどまるのは、初期費用が掛かる点が大きいことは否めません。

経済産業省が発行した平成30年度(2月)の資料によると、平均的な太陽光発電システムの導入費用は1kW当たりで低くとも24万円、高い水準では35万円前後と提示されました。

【 太陽光発電&家庭用蓄電池☆設置費用の目安 】

☆ 家庭用の太陽光発電&家庭用蓄電池の平均的な電気容量を見てみると、5kW弱ですので、(24万円×5kw=)120万円~(35万円×5kW=)175万円が目安です。

・ ただし、初期費用の要素はこれだけではありません。太陽光発電&家庭用蓄電池の導入には、機器自体の費用の他に設置費用、工事費用が掛かります。

そのため、目安としてはこの計算になりますが、屋根の形状や大きさなどで大きく異なります。

工事費用自体も、屋根に直接設置できれば工事費用が抑えられますが、屋上のある家屋では足を設けて天井を作るように太陽光パネルを設置しなければなりませんので、より初期費用も高額です。

【 太陽光発電&家庭用蓄電池☆設置費用の内訳 】

★ 大まかに分けて太陽光発電&家庭用蓄電池導入には…

① 太陽光発電&家庭用蓄電池の機器本体の費用

② 設置するための工事費用

③ 工事に付随する諸費用

…以上の3つの要素からなります。

 

重要なのは導入後の経済状況

ですから家庭によっては300万円・400万円と掛かるケースも多いです。そのために多くの家庭でローンを組むことになりますが、住宅ローンよりも金利が低い「ソーラーローン」を利用するケースが一般的です。

初期費用だけを見てみると、不安も募るところですが、重要なポイントは、太陽光発電&家庭用蓄電池の導入は、「生産性を持つ財産」であることではないでしょうか。

一度導入することで、自家発電による節約と売電による収入効果が期待できます。ここで重要なポイントは、ソーラーローンと導入後の経済効果のバランスです。

【 太陽光発電&家庭用蓄電池☆導入後のバランス 】

★ 導入後の電気の節約効果+売電価格が、月々支払うソーラーローンを上回らなければ「赤字」となり、わざわざ太陽光発電&家庭用蓄電池を導入した意味がありません。

・ そのために、導入決断前には必ず専門家に導入後のシュミレーションをしてもらうことをおすすめします。多くの業者でこのシュミレーションを請け負ってくれます。

そしてこのシュミレーションは、家の「屋根の状態」を見なければ現実的な答えは出すことができません。

反対に言えば、家の屋根を確認せずにシュミレーションを行い、営業をしてくる業者では、少し信用できないとも言えます。

屋根の形や広さはもちろん、適切な設置方法も、家庭によって千差万別…、さまざまです。

ですから、それぞれの家庭(家屋)のケースに合わせたシュミレーションを決定前に確認できる業者を選んでください。

そしてシュミレーションを依頼する際には、過去1年程度の電気・ガス(オール電化導入の場合)があると、比較検討が明瞭で便利です。

 

日中も電気が活躍する「子育てファミリー」

では最も不利な条件ながらも、検討中の家庭が多い子育て真っただ中の家庭を例に取ってみます。

今回参考にしたAファミリーは夫婦2人に小学生と幼稚園の子どもがいる家庭で、母親は日中は家内で育児をしています。幼稚園生の子どもは朝9時~13時の登園なので、13時以降もフルで電気を活用している家庭です。

【 太陽光発電&家庭用蓄電池☆子育てAファミリー 】

※ 導入前は月々の電気代15,000円+ガス代5,000円前後でしたが、太陽光発電&家庭用蓄電池、有効利用のためにガスを使わないオール電化を導入しました。

・ 初期費用は141万円+オール電化82万円=合計223万円
・ 自治体より35万円の補助金が得られました(導入後)

→ そのため、補助金を差し引いて188万円が初期費用となり、ソーラーローンを利用して、毎月約9,000円の支払いです。

 

★ 導入前…(電気代)約15,000円+(ガス代)約5,000円=約20,000円の支出

※ 導入後の毎月の電気代は約12,000円、ガスは撤去したのでガス代5,000円は掛かりません。さらに太陽光発電による売電収入があり、平均約7,000円でした。

★ 導入後…(ソーラーローン)約9,000円+(電気代)12,000円-(売電収入)約7,000円=約14,000円の支出

…以上のように代わり、月々6,000円の節約効果がありました。「月々たった6,000円だけ?」「電気代は全て売電収入で賄えるんじゃないの?」と言う方もいるかもしれません。

確かに令和元年現在では売電価格が下がっており、「収入を得る」ための導入ではなく「節約」「自家発電」を目的とした導入事例が増えています。

ただそれでも、この家計で災害時にも備えることができるため、特に子どもがいる家庭での停電リスクの不安から、Aファミリーの満足度は高く、高評価です。

 

共働き世帯のBファミリー

一方、結婚したての夫婦のみ、いわゆる「DINKS世帯」の事例では、お互いに日中は仕事に出ているために、家の電気をほとんど使うことがありません。

前述したAファミリーでは日中の電気使用頻度が高いため、太陽光による電気が暮らしに回されることが多かったのですが、Bファミリーでは、ほぼそのまま売電していました。

ちなみにBファミリーでは、2019年現在行われている「固定価格買取制度」を利用しているため、10年間の売電価格保証があります。

【 太陽光発電&家庭用蓄電池☆共働きBファミリー 】

※ Bファミリーの家はもともとオール電化だったので、太陽光発電&家庭用蓄電池のみを採用し、導入総費用が160万円でした。ただBファミリーの自治体では補助金が出ていません

・ 初期費用は160万円

→ 160万円のみでソーラーローンを組み、月々約9,000円の支払いです。

 

★ 導入前…(電気代)10,000円(もともとオール電化なので、ガス代はなし)

※ 導入後の電気代は約7,000円、ソーラーローンも約9,000円なのでオーバーしたように思えますが、日中に電気を使わないために、売電収入が月々やく10,000円でした。

★ 導入後…(ソーラーローン)約9,000円+(電気代)約7,000円-(売電収入)約10,000円=約6,000円の支出

共働きBファミリーンのケースでは昼間の太陽光発電による電気を売電収入へ回すことができるため、月々のソーラーローン費用をそのまま賄うことができる上、電気代も節約できる点が魅力です。

電気代は太陽光発電&家庭用蓄電池の導入により経済的になったこと、家庭用蓄電池の導入によって、一日の使用電気量に敏感になったことで、約10,000円→約7,000円と、大幅に節約が出来ています。

 

いかがでしたでしょうか、今日は太陽光発電&家庭用蓄電池を取り入れた2つの家庭の家計の変化を例にして、経済的メリット・デメリットをお伝えしました。

太陽光発電&家庭用蓄電池は、出回り始めた一時期は300万円400万円と、とても高額でしたが、近年では技術の発達により、100万円台200万円台で設置可能になりました。

その分、補助金や売電保証が少しずつなくなりつつありますが、それでも、今までの毎月の電気代ほどの感覚で、災害時の備えが期待できることを考えれば、導入の価値は充分にあります。

ただし、これはあくまでも一例で、補助金の有無もありますし、家屋の状態(屋根の広さや設置状況)も違いますので、依頼業者や専門家のシュミレーションを受けてからの決断は必須です。

まとめ

太陽光発電システム導入前後の家計事例

・太陽光発電システムの導入目安は1kW24万円~35万円
・設置費用には、機器代の他に工事費用もある
・利率が低いソーラーローンを利用する
・ソーラーローンと売電収入、電気代節約のバランスを見る
・それぞれの家屋(家庭)によって千差万別
・業者や専門家に屋根を見てもらい、シュミレーションをもらう
・日中電気を活用する子育て世帯では、約6千円の黒字だった
・共働き世帯では約4千円の黒字になった