沖縄で新電力へ切り替え☆簡単に済む3つのステップ
沖縄でも新電力へ切り替えをする家庭が、どんどん増えていますよね。「新電力」とは2016年の電力自由化によって全国630社(2019年)まで増えた、電気の小売り業者です。
大手電力会社は馴染みが深いですし、何より信頼がありますから、それでもまだまだ大手電力会社との契約家庭が多いものの、「小売り部門」だけ切り離していますから、電力会社を切り替えたところで、実際には電気の質や停電には影響がありません。
沖縄ではこの、新電力の仕組みがじわじわと知られるようになり、新しい時代に乗った家庭から、どんどんと新電力への切り替えが起きています。
…とは言え、当たり前に大手電力会社と契約をしてきた今、「そもそも、どうやって切り替えるの?」「切り替え手続きが面倒なんじゃないの?」などの声は少なくありません。
けれども意外に簡単、決めてしまえばアッサリと切り替えができます。そこで今日は、これから沖縄で新電力への切り替えを検討している家庭へ向け、大手電力会社(沖縄電力)から新電力へ切り替える3つのステップをお伝えします。
沖縄で新電力へ切り替え☆
簡単に済む3つのステップ
新電力切り替え前の「電力会社選び」
沖縄電力から新電力へ切り替える人が増えているのは、何と言っても「電気料金が節約できるから」ですよね。けれども、全ての家庭が切り替えによって節約できるとは限りません。
別記事「新電力と沖縄電力の違いって?節約できる仕組みとは」でお伝えしたように、電力自由化によって独占販売が解禁され、価格競争が起きていますが、それはもちろん、既存の大手電力会社である沖縄電力も同じです。
そのため沖縄電力側も、新電力に対抗して顧客離れを防ぐよう、新しい料金プランを準備しています。
【 沖縄で新電力へ切り替え☆電力会社選びのポイント 】
★ 切り替えのポイントは、
①その電力会社が提示する料金プランが、自分達をターゲット層としているか
②新電力を選ぶ場合、主な業種との割引など、他のメリットがあるか
…などが挙げられます。
★ また、新しい電力会社へ切り替えた場合のシュミレーションを出してから決めると満足できるはずです。
→ 現在の電気料金の支払いと、それぞれ大まかでも「具体的な数字」を出して、比較検討をしてください。
沖縄の新電力では、検針票と共に問い合わせをすることで、シュミレーションを出してくれる業者もあります。
また、電力自由化から630社もの(2019年10月)新電力が参入しました。大手既存電力会社は近郊の電力会社が小売りを担ってきましたが、今では全国どの企業も遠方に進出できるため、選択肢が豊富です。
新電力へ切り替える前の「チェック事項」
沖縄では新電力への切り替え家庭が増えていますが、なかには切り替えが難しいケースもあります。特に現在、賃貸住宅に住んでいる家庭では、大家さんへ確認しておくと安心です。
【 沖縄で新電力へ切り替え☆事前のチェック事項 】
★ 新電力への切り替えは一般家庭だけではなく、マンション・アパート経営でも電気料金の削減として、注目されています。
→ そこで確認したいポイントが、大家さんが一棟契約で新電力への切り替えを済ませている可能性です。この場合、借りている側は個人で電力会社の切り替えができません。
…この場合、借りている側は個人で沖縄電力との契約をしていないなど、通常の契約と違いがあるはずですから、確認する前に気付く家庭も多いのではないでしょうか。
電力会社の切り替えを進める前に、知っておくと詐欺にも合わず安心できる事柄があります。
【 沖縄で新電力へ切り替え☆理解しておきたい事柄とは 】
① 新電力への切り替えは、ほとんど費用が掛かりません。
→ 切り替え時に「スマートメーター」の設置などがありますが、ほとんどの業者が無償で行っています。掛かる可能性のある費用と言えば、事務手数料ですが、これも数千円の範囲です。
② スマートメーターは、一度取り付けるだけ。
→ 新電力への切り替え時には「スマートメーター」と言う、デジタル式の電気消費量計測機器が設置されますが、これは一度設置してしまえば、今後切り替えを繰り返したとしても、再設置はありません。
…沖縄に限らず新電力への切り替え時に、「万単位」での契約料金や工事料金を求められた場合には、その電力会社には注意が必要です。
全国的にはすでに、10万円・20万円などの初期費用が求められる詐欺が出ていますので、どうぞ注意をしてください。
また、沖縄でも新電力への切り替えに「スマートメーターに掛かる費用は?」と気にしている方がいますが、切り替えにもスマートメーターの設置にも、ほとんどコストは掛かりません。
また一度設置してしまえば、例え電力会社をその後、何度も切り替えたとしても、頻繁な交換もありませんので、ここは安心してください。
新電力へ切り替える「3つのステップ」
日本ではほとんどの家庭で初めての経験になる「電気会社の切り替え」ですから、何となく億劫に感じたり、複雑に感じる方が多いのも、無理はありません。
けれども、だからこそ電力会社では、切り替えのストレスを極力減らすよう、ほとんどの業務を電力会社同士で済ませてくれます。
【 沖縄で新電力へ切り替え☆簡単3つのステップ 】
① 検針票を用意する
… 毎月ポストに投函される電気使用量を示した「検針票」…、この書類で電力会社は、世帯の契約番号や電気供給の場所情報などが分かるため、電力会社同士で切り替え手続きができます。
② 切り替えたい電力会社へ問い合わせる
… ほとんどの電力会社で・サイトで申し込み・電話申し込み、の2つの方法ができます。
・ サイト申込み … 検針票を用意して、サイトフォームに沿って必要情報を入力し、申請をしてください。
・ 電話申し込み … 検針票を用意して、オペレーターの誘導に従って、必要情報を伝えて申し込みます。
(※)必要情報は基本的に、(1)申込み名義(2)住所(3)電話番号(4)契約番号(5)供給地点(6)口座番号、の6点です。この内(4)契約番号と(5)供給地点を、検針票から出します。
以上の申請手続きが済めば、後は電力会社同士で切り替え手続きを済ませてくれるケースがほとんどです。
電力会社同士の手続きが済んだ後、先方から案内が届きます。(メール・郵送のどちらも可能性があります。)
ここに切り替える日付や契約情報も記載されていますので、案内に従って切り替えれば問題ありません。
ただ、電力会社への切り替えと共にスマートメーターを取り付ける家庭が多いので、必要のある家庭ではスマートメーターの取り付けを行ってください。
(※)スマートメーターの交換工事は電力会社の負担です。取り付けは簡単ですので、特に大きな心配事はありません。
…このように既存の大手電力会社(沖縄では沖縄電力)から新電力への切り替えは、手続きは申請のみで、特別な費用も掛からないので、安心して進めてください。
新電力→新電力への切り替えの場合
ただ一点、新電力から他の新電力へ切り替えを検討しているのであれば、注意をしたい事柄があります。
【 沖縄で新電力へ切り替え☆新電力→他の新電力 】
★ 今、新電力業者は多数あります。なかには契約時に「〇年契約」と縛りを設けているプランも見受けます。
→ この場合に、その年数以内の解約には違約金が発生する可能性です。(昔の携帯電話に多かった契約形態を思い出せば、分かりやすいかもしれません。)
新電力から新電力への切り替えを検討しているのであれば、一度、縛りがあるかどうかを確認して進めることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか、今日は既存の大手電力会社10社(沖縄では沖縄電力)から、新電力への切り替えをする時に行う、簡単な3つのステップをお伝えしました。
切り替えには検針票が不可欠ですが、普段はすぐに捨ててしまいがちですよね。検針票は一か月に一度だけですから、切り替えを考えているのであれば、一度保管しておくことをおすすめします。
検針票には切り替えに必要な個人の情報が多数入っていますが、日ごろあまり意識して見ていないだけに、ピンときませんよね。
電気料金の検針票について、詳しくは別記事「新電力に切り替え☆検針票の読み方と電気料金の仕組み」でお伝えしていますので、こちらも併せてご参照ください。
まとめ
新電力へ切り替えるには
・具体的な数字で効果を確認する
・賃貸では個人で切り替えができるか確認
・スマートメーターの設置は初回のみ
・切り替えに高額の費用は掛からない
・申込みには検針票を用意する
・電話かサイトで切り替え申請をする
・必要があればスマートメーターを設置する
・新電力→新電力なら違約金にも注意をする