沖縄の太陽光、蓄電池、エコキュートの交換はホウトク沖縄。アフターサービスも対応。

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コラム, 蓄電池

沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付け☆4つの種類

沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付け☆4つの種類
沖縄では今、家庭用蓄電池を既存の太陽光発電システムに後付け導入する家庭が増え、今後も需要が伸びる傾向にあります。

10年前に売電目的で導入した太陽光発電システムが、売電価格保証買取制度(FIT)の10年間を終え、売電価格が一時期の2割・3割にも落ち込む家庭が増えたのも原因のひとつです。

これを「卒FIT問題」などと言いますが、「この太陽光発電システムを次はどのように活用しようか」と考えますよね。

また最近ではあらゆる事情から、まだ「卒FIT」を迎えていない沖縄の家庭でも、家庭用蓄電池を太陽光発電システムに後付けするケースが増え始めました。

そこで今日は、沖縄で家庭用蓄電池を既存の太陽光発電システムに後付けする家庭へ向け、知っておきたい4つの種類選び方や注意点をお伝えします。

 

沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付け☆
4つの種類

 

蓄電池を導入の目的を考える

沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電システムに後付けするケースは、最も多い理由が、冒頭でお伝えした「卒FIT(※)」対策ですが、この他にも時代の流れや影響から、下記のようなケースが増えています。

きっかけはFIT終了だとしても、その後どのように電気生活を送りたいか…、イメージをしてみてはいかがでしょうか。選ぶ蓄電池が変わってきます。

【 沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付け☆目的 】

① 「卒FIT」後の節電・売電目的として

卒FITを迎える問題は、売電による副収入が激減する点です。

そのため蓄電池を導入し、流れてしまっていた昼間の太陽光発電を蓄電し夜間に回すことで、上手に自分達で消費する方向へシフトしつつあります。

そして余剰分だけ売電する生活へ移行する家庭が多いです。

② 災害(停電)対策として

2011年の東北大地震以降、蓄電池が急激に家庭に広がりました。今ではマンションやアパートまで、室内置き型の蓄電池を単独で導入する家庭も増えています。

③ 自家発電を目指す

太陽光発電+蓄電池(多くは+オール電化)で、ドイツなど世界の「自家発電」の流れに乗って、節電や自家発電を目的としたタイプです。

→近年では、後々は買電をしなくても暮らしを賄う、自家発電を目指す家庭も増えました。

その昔の沖縄では、家庭用蓄電池も太陽光発電も、導入するには何百万もする商品がほとんどで、なかには設置工事費などを含めて、1,000万円の初期投資も見受けられるほどでした。

そのため、初期投資を考えると売電収入が不可欠でしたが、今では40万円弱~〇百万円まで、価格帯にも広がりが出たことも使用目的が多様になった理由のひとつです。

(※)「卒FIT」に関して、詳しくは別記事「沖縄で「卒FIT」の2019年☆その後に選ぶ3つの道」をご参照ください。

 

使用目的によって変わる蓄電池

…そして、沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付けする際にも、「使用目的」によって選ぶ機器が変わります。

それぞれの家庭で相性の良い蓄電池選びをするためにも、最初に「蓄電池の4つの種類」を理解しておくと、より良いかもしれません。

【 沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付け☆4つの種類 】

① 単機能型 … 蓄電池のみの単体で使用できる単機能型は「独立型」とも呼ばれ、メーカーの相性を問わず、既存の太陽光発電に後付けすることも可能です。

→ ただし太陽光発電と蓄電池のそれぞれにパワーコンディショナ―(以下、「パワコン」)が付きます。そのため場所を取る点はデメリットです。それぞれが独立しているので、電気変換ロスも生じます。

② ハイブリッド型 … 太陽光発電と蓄電池を一緒に導入する場合、それぞれのパワコンが一体化して連携します。

→ 単機能型と比べてパワコンが一体化していますので一台分の省スペースがメリットです。また、太陽光発電と連携しているので、電気交換ロスの心配がありません

③ トライブリッド型 … 太陽光発電で留まらず、今後電気自動車で完全な電気生活を送ろうと考えている家庭であれば、トライブリッド型はおすすめです。

→ 太陽光発電+電気自動車発電+蓄電+EVのパワコンが一体化して連携します。

④ スタンドアローン型(非系統連系) … 簡易型蓄電池です。コンパクトな機器がほとんどで価格帯も安く、蓄電池のコンセントから電気を引くタイプが多いです。(太陽光発電から電気を引くものもあります。)

スタンドアローン型は、主に災害対策目的として導入されてきました。卒FIT家庭の目的での選択のケースは、ほぼありません。

以上の4つの種類が沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付けする家庭で、検討前に知っておきたいタイプです。

 

太陽光発電のパワコンの状態

これから沖縄で家庭用蓄電池を、太陽光発電に後付けしたい場合には、まずは「太陽光発電を導入してから、どれくらいの月日が経っているか…」を意識してみてください。

太陽光発電システムのパワコンには「寿命」があります。6000サイクルや12000サイクル(充電・放電のサイクル)などの説明もありますが、分かりやすいのは、保証期間ではないでしょうか。

この保証期間や寿命から見た現在のパワコンの様子も考えて、太陽光発電のパワコンを交換するか否か…、が大きなひとつの選択ポイントになります。

【 沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付け☆パワコンの交換 】

① パワコンを交換する場合

… パワコンの交換を検討しているなら、一緒に導入することで電気交換ロスを防ぐことも可能な、ハイブリッド型がおすすめです。

→ 沖縄では家庭用蓄電池の導入を、太陽光発電のパワコン交換時期を目安にしている家庭も多いです。

《 おすすめ商品 》

オムロンのKP55Sシリーズ … 世界最小(2017年)とも言われるコンパクトさの割に蓄電容量もしっかり取れる点が魅力の、ハイブリッド型蓄電池です。

→ オムロンのKP55Sシリーズであれば、太陽光発電と蓄電池の両方から放電することで起きる「ダブル発電」を阻止する機能があるため、「ダブル発電」による売電価格の減少(※)を、防ぐことが出来ます。

ちなみに、太陽光発電の保証期間に多い「10年」が、丁度売電価格が保証される「FIT」期間とも重なりますよね。そのため、FIT終了をきっかけに両方のパワコンをまとめて交換するケースも増えました。

② パワコンを交換しない場合

… 太陽光発電のパワコンを交換しないのであれば、単機能型の蓄電池を導入すると良いかもしれません。

→ ハイブリッド型のなかにも後付けできる機器はありますが、蓄電池を導入したことにより太陽光発電システムの保証がなくなってしまうなど、保証が複雑になる事例も出てきました。

《 おすすめ商品 》

伊藤忠商事スマートスターL … 屋外置き型ですが大容量で、単機能型のなかでも人工知能搭載による節電機能や、停電時の性能が高いことで評価を受けています。

ちなみに(※)「ダブル発電」は、太陽光発電と蓄電池に限らず、例えば風力エネルギーなどの別の方法であっても、2つ以上の創エネ機器より同時に発電している状態を指しています。

そして「ダブル発電」による売電は、一律で売電価格が20%下がります。詳しくは別記事「沖縄でFIT終了後の家庭用蓄電池☆ダブル発電に注意!」をご参照ください。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で増えつつある、家庭用蓄電池を太陽光発電に後付けするケースについて、蓄電池選びで理解しておきたい「種類」や、選び方をいくつかお伝えしました。

これまで、沖縄で家庭用蓄電池や太陽光発電を導入する家庭と言えば、ほとんどが「売電=副収入目的」とされてきましたが、今はどんどん時代が変化しています。

個人家庭においては、電気料金の年々の上昇を受け、節電や自家発電を目指す目的へと移行していますし、世界的には、「エコ」の観点から「創エネルギー」への意識の変化が主な流れです。

そんななかで、沖縄で家庭用蓄電池を太陽光発電に後付けする家庭では、「蓄電池を導入して、どんな暮らしがしたいのか」を意識するようになりました。

卒FITをきっかけに、世界的な流れも受けながら、どのような電気生活を送るのか…、考えてみるのも良いのかもしれません。

 

まとめ

太陽光発電に後付けする蓄電池の選び方

・「売電+節電」「災害対策」「自家発電」3つの道
・太陽光発電のパワコンを交換するか否か
・卒FIT時期はパワコン交換時期とも重なる
・パワコンを交換するならハイブリッド型
・パワコン交換しないなら単機能型
・電気自動車と連携するならトライブリッド型
・災害対策だけを賄うならスタンドアローン型