沖縄の太陽光、蓄電池、エコキュートの交換はホウトク沖縄。アフターサービスも対応。

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コラム, 新電力

新電力ってなに?沖縄で注目、新しい時代到来♪

新電力ってなに?沖縄で注目、新しい時代到来♪
「新電力」は今、沖縄でも注目されていますよね。今まで電気は「必ず」、沖縄電力や東京電力・関西電力などの大手電力会社から買う以外に、選択肢はありませんでした。

けれども2016年から、私たち一般家庭にも「電力自由化」が広がっています。新電力が沖縄でも注目される一方、まだまだ「知る人ぞ知る」状態が続いていますが、実は今は、自分達で電力会社を選ぶことができる時代です♪

毎日使わなければならないライフラインのひとつですから、より安く安心できる電力会社を自分達で選びたいのは当然です。

…けれども「大手電力会社」から買うことが当たり前だっただけに、「新電力」と言われても、ピンと来ませんよね

そこで今日は、そもそも「新電力とは?」が分かる基礎知識をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

 

新電力ってなに?
沖縄で注目、新しい時代到来♪

 

「電気自由化」ってなに?

新電力の説明に欠かすことができない事柄が、「電力自由化」です。日本では今まで大手電力会社10社が、独占して電気を供給していました。

ちなみに「大手電力会社」は下記の10社です。

・ 東京電力
・ 関西電力

・ 東北電力
・ 北陸電力
・ 北海道電力
・ 中部電力
・ 四国電力
・ 中国電力
・ 九州電力
・ 沖縄電力

…これら10社のどこかと契約しなければ、私たちを電気の供給を受けることができませんでした。そんななか、(一般家庭では)2016年から始まった新しい制度が「電力自由化」です。

【 新電力が沖縄にも☆電気自由化 】

★ 「電力自由化」とは、今まで独占だった大手電力会社に代わり、電気の小売り業務が許されるようになった制度を指します。

→ 電力自由化 = 電力の小売りが解禁された!(自由化)

2019年10月には、大きなところでは東京ガスKDDI、SoftBankなどの異業種から参入し、大きな会社から小さな会社まで、619社もの新電力会社が産まれました。

それでも「新電力」は沖縄では、まだ広く一般家庭には浸透していませんが、私たち一般家庭でも今現在は、電気料金を比較検討し、選んで買電ができます。

 

電力会社によって停電の違いはない

新電力が沖縄で広がるに当たり、多くの人々から「大手電力会社と新電力で、停電や復旧の違いはないのか?」との不安の声が多くありました。

けれども、電力自由化は小売部門で起きています。一方、停電や復旧に携わる「配電(送配電部門)」は、電気の安定供給に大きく影響しますので、自由化はされていません。

そのため、大手電力会社から新電力へ沖縄で変更をしても、停電や復旧に差はありませんので、安心してください。

…分かりやすい説明のため、電気事業の「3つの部門」と、その自由化について、詳しくお伝えします。

【 新電力が沖縄にも☆3つの部門と自由化 】

★ 日本の電気事業は、工程に分けてもともと3つの部門があります。

① 発電部門(電気を作って…)
   ↓
② 送配電部門(それぞれの建物や家庭へ送り…)
   ↓
③ 小売部門(販売する)

…この工程で3部門がありますが、ここで「電力自由化」が起きているのは、①発電部門・③小売部門の2部門です。

これは何故かと言えば、電気の送電・配電が電気会社によって違う事態になってしまえば、電気の安定供給ができません。日本のインフラがマヒしてしまうことになります。他の2部門に比べて送配電部門の責任は重大です。

そのため、発電部門と小売部門は自由化しても、送配電部門は政府の許可を得ている大手企業が担っています。

 

「発電部門」も自由化している?

ここまでお伝えして、「発電部門も自由化している?」と疑問の声も多かったのですが、発電部門こそ、2000年以前から真っ先に自由化が進んだ部門です。

2000年前後から一般家庭でも少しずつ広がりを見せた「太陽光発電システム」、そして「太陽光発電による売電収入」ですが、これこそ、発電部門の自由化です。

そして2016年は一般家庭(低圧)に電力自由化が進んだ年ですが、実はそれ以前から、少しずつ電力自由化が起きていました。

【 新電力が沖縄でも☆水面下で起きていた電力自由化 】

★ 2000年以前 … 発電部門の自由化が進み、各家庭の太陽光発電などの売電が可能になりました。

① 2000年3月 … 電力自由化が始まった年です。まず「特別高圧」である大型建築物、例えばデパートやオフィスビル、大規模工場などでの電力の解禁です。

② 2004年4月/2005年4月 … 続いて中小企業ビル中規模・小規模の工場などで使われる「高圧」電力が自由化になり、少しずつ領域が広がります。

③ 2016年4月 … いよいよ全面的な電力自由化です!一般家庭の他小さな商店など、あらゆる家屋で扱う「低圧」電力が解禁されました。

…このように、段階を踏んで2016年には電力の小売りが可能になり、2019年10月には620社以上もの新電力が産まれました。 

 

なぜ、電力自由化が進んだのか?

ではなぜ、ここに来て電力自由化が進んだのでしょうか…、不思議に思う方も多いですよね。…これは主には「電力の安定供給」を目指したためです。

実際に2011年の東北大震災では、ガスよりも早かったとは言え、復旧まで時間が掛かった点は否めません。

この原因のひとつには、大手電力会社の独占販売で、被災地均衡の電力会社一社のみで電力供給をしていたため、その「一社」自体が被害を受けて電力供給が不安定になってしまうと、そのエリア全体が停電を起こしてしまいます。

新電力が増えて小売りが始まれば、より安定的な電力供給が見込めます。

【 新電力が沖縄でも☆電力自由化の理由 】

① 一般家庭まで電力の供給が、より安定するため。

② 買電側は620社(2019年10月)もの電力会社から、契約する企業を選ぶことができる。

③ 電力会社の価格競争により、電気料金が低くなる

…などなどの狙いがあります。

では、今まで独占してきた大手電力会社はどうなるのか…と言えば、前述した3つの部門(発電部門・送配電部門・小売部門)が、2020年度から分社化し、それぞれが独立採算へと移行しなければなりません。

そのため今後小売部門に関しては、大手電力会社だからと言って特別な扱いは受けませんので、新電力でも大手電力会社でも電気の質はもちろん、あらゆる面で小売りの条件に差はなくなります

ちなみに、東京電力ではすでに分社化が進んでいます。発電部門は「東京電力カフュエル&パワー株式会社」、送配電部門が「東京電力パワーグリッド株式会社」、注目の小売部門は「東京電力エナジーパートナー株式会社」です。

 

新電力への不安

それでも、新電力は沖縄でも広く知られていないために、いざ大手電力会社から切り替えるとなると、不安を覚える方も多いです。

…ここまでお伝えしたように、送配電部門は政府が認定する大手企業のみが担い、小売り部門を切り離しているために、新電力と大手電力会社で、停電の規模や停電時間に違いがあったり、電気の質が変わったりはしません。

【 新電力が沖縄にも☆新電力が倒産したら… 】

★ さらに多い不安の声が、新電力にはさまざまな企業が参入しているために「新電力会社が倒産したら、電気も止まるのでは?」との声でした。

→ けれども、新電力会社の倒産によって、停電は起きません

※ 契約している新電力が倒産したら、その家庭が次の電力会社との契約を終える期間内には、送配電部門が電力供給を保証してくれるからです。

…段階的に少しずつ電力自由化を進めてきた日本では、あらゆる可能性に対して対応してきましたので、新電力への切り替えによって、消費者側に大きな差は起きません。

ただ、電気料金の価格やサービスを比較検討して、選ぶことができるようになったと考えれば、とても嬉しい変化ではないでしょうか。

そして新電力への切り替えも、とても簡単です。詳しくは別記事「沖縄で新電力に加入☆簡単に済む3つのステップ」でお伝えしますので、こちらもどうぞ、参考にしてください。

 

いかがでしたでしょうか、今日は新電力の切り替えが沖縄でも進むなか、その基礎知識をお伝えしました。

今までは大手電力会社の独占でしたが、電力自由化が一般家庭にまで解禁された今、ネット回線や携帯電話会社を選ぶように、電気料金やサービスを比較検討して、自分達に役立つ電力会社と契約ができるようになった、と言えます。

それでも変化は戸惑いも生じますので、今までの大手電力会社(沖縄では沖縄電力)から新電力へ変わる場合、どのような違いや変化があるのか…、まだまださまざまな疑問の声が多いです。

新電力と大手電力会社の違いについては、別記事「新電力と沖縄電力の違いって?節約できる仕組みとは」でお伝えしています。こちらも併せて参考にしてください。

まとめ

新電力ってなに?

・2016年から一般家庭まで電気自由化が始まった
・電気自由化で電気の小売業者が急増した
・この電気の小売業者が「新電力」
・電力会社によって停電などに違いはない
・電力会社によって電気の質に違いはない
・電力会社の価格競争により電気料金が安くなる
・買電側は価格帯やサービスで会社を選べる
・新電力が倒産しても電気は止まらない