沖縄の太陽光、蓄電池、エコキュートの交換はホウトク沖縄。アフターサービスも対応。

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コラム, 太陽光発電, 蓄電池

【2023年版】太陽光発電、最大のデメリットとは?メリットにする解決策は?

【2023年版】太陽光発電、最大のデメリットとは?メリットにする解決策は?
・太陽光発電のデメリットとは?
・太陽光発電のデメリット対策は?
・太陽光発電のメリットとは?

太陽光発電、最大のデメリットは「初期費用が高い」ことですよね。思い切って太陽光発電を導入しても、デメリットばかりが目立って後悔しては元も子もありません。

本記事を読むことで、決断前に太陽光発電導入のデメリットを理解し、メリットに転じる対策ができますので、どうぞ最後までお読みください。
 

太陽光発電のデメリットとは

太陽光発電にとって効率的な屋根とは

◇太陽光発電、最大のデメリットは初期費用が掛かることで

太陽光発電を検討する家で、躊躇する最大の理由が初期費用です。
家庭用太陽光発電システムを設置する場合はローンを組む家が多く、月々のローンの支払いと電気代との比較検討で決める家が多いでしょう。
 

<太陽光発電のデメリットとは>
①初期費用
②メンテナンス
③発電量
④売電単価の低下
⑤場所、環境問題

 
…などがありますが、特に太陽光発電のデメリットとして意識されるのは、初期費用と定期的なメンテナンスです。
 

太陽光発電のデメリット①初期費用

太陽光発電のデメリット①初期費用

◇2021年の平均的な初期費用は、約84万円~140万円です
[参考]経済産業省データ

経済産業省が発表したデータでは、2021年の太陽光発電を導入した初期費用の平均が、約28.0万円/1kw(新築)でした。家庭用太陽光発電の平均は3~5kwですので、単純計算で約84万円~140万円です。
 

初期費用は年々下がっている

ただ、家庭用太陽光発電のデメリットとされる初期費用は、2012年から年々下降傾向にあります。
 

<太陽光発電のデメリット:初期費用の変化>
●平均的な家庭用太陽光発電5kWでの計算です。
・2012年度…平均215.5万円(平均43.1万円/1kW)
・2021年度…平均140万円(平均28万円/1kW)

[参考]経済産業省 第73回 調達価格等算定委員会資料「太陽光発電について」

 
では今後も太陽光発電のデメリットを払拭するために、導入を待つのが良いか?と言うとそうでもありません。2020年から2021年の下降幅は以前より緩くなっているためです。

また売電価格の変化、上昇する電気料金への対応まで考慮すると、良いタイミングと見極める人もいます。
 

太陽光発電のデメリット対策:初期費用

◇補助金の活用、より価格の安いソーラーを選ぶなどの他、長期的にはPPAモデルの導入も有効です

太陽光発電、最大のデメリットである初期費用への対策は、国や自治体の補助金活用や、海外メーカーなど、より安い価格帯のソーラーを利用する方法があります。
 

<太陽光発電のデメリット対策:初期費用>
(1)補助金を利用する
・国の補助金
・自治体の補助金

(2)安い価格のソーラーを利用
・海外メーカーなど

(3)PPAモデルを導入
・太陽光発電設置業者「PPA事業者」と契約
・初期費用が掛からない
・売電はできない
・所有者は設置業者
・メンテナンス費用が掛からない

(4)リース契約
・太陽光発電設置業者とリース契約
・初期費用が掛からない
・月々のリース代が掛かる
・自家消費は無料
・売電ができる

 
…などの方法がありますが、まずは太陽光発電設置業者、複数社から相見積もりを出すとともに、現在出している電気代との比較検討を行うと良いでしょう。

また設置エリアの自治体が出す補助金制度を確認します。2023年、それぞれの自治体で出す補助金制度は5月頃に発表予定です。太陽光発電で補助金を期待するなら、蓄電池もセットで導入すると良いでしょう。
 

2023年度の補助金制度については、下記コラムをご参照ください。
【2023年沖縄最新版】太陽光発電の補助金制度は?申請で失敗しないポイント

 

太陽光発電のデメリット②メンテナンス

メンテナンス

◇2017年4月より、太陽光発電システムの定期メンテナンスが義務付けられました

義務付けられたことによりメンテナンスを怠ると、罰則を受けることにもなりかねませんが、法改正を受けて太陽光発電設置業者では、それぞれにメンテナンスサービスを付加するようになっています。
 

<太陽光発電のデメリット②メンテナンス費用>
家庭用太陽光発電…約1万円~3万円/1回
・低圧太陽光発電所…約10万円~15万円/1年
・高圧太陽光発電所…約50万円~200万円/1年

 
家庭用太陽光発電のメンテナンスは、メーカーや設置業者の保証内容によっても異なりますが、一般的に4年に1回ほどの頻度です。

2023年現在では大手電力会社と10年間の固定買取保証制度がある「FIT」に加入している家が大半ですが、メンテナンス義務を怠るとFIT認定が外されてしまうこともあるため、ぜひメンテナンスはしたいところです。
 

太陽光発電のデメリット対策:メンテナンス

◇太陽光発電を導入する時に、メーカー保証・アフターメンテナンスを明記している業者を選びます

2023年現在はメンテナンスの義務化が定着しているため、ほとんどの太陽光発電設置業者でアフターメンテナンスを実施しています。

また定期的なメンテナンスばかりではなく、台風など不測の事態による故障にも対応する業者が増えました。自然故障であれば保証期間は、無償で修理をしてくれる内容も多いでしょう。
 

<太陽光発電のデメリット対策:メンテナンス>
・アフターメンテナンス内容を確認する
・自然故障での保証内容を確認する

太陽光発電メンテナンス専用の業者も見受けます。

 
初期費用にメンテナンスサービスが含まれる業者も多いため、相見積もりを取って比較検討を行う場合は、アフターメンテナンスの充実度まで確認すると良いでしょう。
 

※太陽光発電をメンテナンスする費用相場については下記コラムに詳しいです。
【2023年最新版】太陽光発電の故障やメンテナンスに掛かる費用相場とは?

 

太陽光発電のデメリット③発電量

日照時間

◇家庭用太陽光発電の発電量は、日照時間に左右されます

太陽光を電力へ転換するため、発電量が日照時間に左右される点が太陽光発電のデメリットです。晴天時が100%だとすると、曇りでは50%、雨が降ると25%の発電量まで下がります。

●晴れの日の発電量を100%とする
・曇り…50%
・雨…25%

天気は誰も動かすことはできませんが、設置前に自分の家が太陽光発電に良い環境下かどうかのチェックは可能です。
 

<太陽光発電のデメリット③発電量>
・南側からのシステム設置
・太陽光を遮る障害物の有無

 
太陽光発電は陽当たりが良好な南側に設置できると良いでしょう。またソーラーパネルで太陽光をキャッチするため、木やマンションなどの障害物も確認します。

●南側の発電量を100%とする
・北側…60%

太陽光発電最大のデメリットは初期費用ですが、月々のローンを売電によりカバーする方法があります。現代ではFIT契約が続いている家庭も多いでしょう。

けれども一定の発電量が保たれない場合、売電契約自体ができないこともあります。なかには北側の太陽光発電設置を禁じる業者もあるので、まずは環境を確認します。
 

太陽光発電のデメリット対策:蓄電池

◇太陽光発電の日照時間デメリットには、蓄電池が有効です

止まらない性質を持つ電力は、発電した時間しか使用できません。そのため晴天時にいくら発電量が多くても、他の時間帯には還元できない仕組みです。

●蓄電池は晴天時に余った電力を貯める「蓄電(ちくでん)」ができます

晴天時に余った電力を蓄電池に蓄電し、夜間や曇り、雨の日に使用することで、家庭用電気代の節約ができるでしょう。
 

太陽光発電のデメリット④売電単価の低下

初期費用をいかに回収するか
◇家庭用太陽光発電からの売電価格は、2009年~2019年の10年間で平均約24円/kWhまで下降しています

副収入として家庭で太陽光発電システムの導入が注目された年は2009年、家庭からの売電制度が始まった年です。この時の売電価格は約48円/kWhでした。

けれども注目したい点は、太陽光発電システムを導入する初期費用の推移です。低コスト化により大幅に初期費用が下がりました。下記では2011年と2019年の初期費用の平均額をご紹介します。

<太陽光発電のデメリット④売電単価の低下>
[年度] [売電単価] [初期費用]
・2009年 約42円/kWh 平均約300万円
・2019年 約24円/kWh 平均約144万円

 
もともと大手電力会社による10年間の売電単価保証制度「FIT」は、太陽光発電システム導入の初期費用による負担をカバーするよう、制定されました。

初期費用が半額ほどになるとともに売電単価も半額になると考えると、これから太陽光発電システムを導入する家庭にとっては、それほど痛手とも言えません。

太陽光発電のデメリット対策:蓄電池

◇太陽光発電を貯める蓄電池で蓄電した電力を、売電単価の高い時間帯に売電できます

晴天時はどの太陽光発電からも発電するため、より多くの売電が見込まれるでしょう。そのため日中の売電単価は低い傾向です。
一方、夜間など発電量が少ない時間帯は、売電単価が高くなる傾向があります。
 

<太陽光発電のデメリット対策:蓄電池>
●止まらない電力を貯めることが最大のメリットです。
・売電単価の高い時間帯に売電
・自家電力をフル活用して電気代を節約する
・蓄電池により災害や停電時に備える

 
蓄電池を導入することで、売電目的に拘らない太陽光システムの活用を見出せます。また電気代が限度なく上がる2023年現在において、発電のない夜間も自家発電に頼ることも可能です。

また蓄電池をプラスすることで初期費用に補助金ができる制度も増えました。
 

※「太陽光発電+蓄電池」のメリット・デメリットは下記をご参照ください。
【2023年太陽光発電】蓄電池とは?「太陽光発電+蓄電池」のメリットデメリットとは

 

太陽光発電のデメリット⑤場所、環境問題

[3]寿命がある
◇太陽光発電のデメリットには、パワーコンディショナーの設置や太陽光パネルの反射など、環境問題があります

パワーコンディショナー」とは、太陽光発電システムで発電した電力を家庭で使用するために変換できる装置です。自宅の庭など充分な設置スペースが必要なので、決定前に確認すると良いでしょう。
 

<太陽光発電のデメリット⑤環境>
・パワーコンディショナーの設置場所が必要
・ソーラーの反射光による近隣トラブル
・屋根が小さすぎる
・北側一面の屋根
・塩害の激しい立地

 
この他、築年数が古すぎる家も太陽光発電システムの重量を持ちこたえられない可能性が高いです。
 

太陽光発電のデメリット対策:環境

◇太陽光発電システムを導入する前に、充分なシュミレーションをします

太陽光発電システム設置業者に依頼して、自分の家でソーラーパネルを設置すると
どれほどの電力量になるか、家や近隣に負荷が掛からないかをシュミレーションすると良いでしょう。
 

<太陽光発電のデメリット:反射>
●ソーラーの反射光による近隣トラブルは、ほとんどが北側設置です。

 
太陽光発電システムの北側設置を禁止している設置業者が多い理由は、このためでしょう。経験豊富な設置業者に現場をチェックしてもらい、相談をしてシュミレーションを出してもらってから決定します。
 

※太陽光発電導入の検討はメリット・デメリットの比較検討です。
【2023年版】太陽光発電6つのメリットとは?今、導入するのは本当に得?

 

2023年の太陽光発電はデメリットも検証して導入しましょう

2023年の太陽光発電はデメリットも検証して導入しましょう
家庭用太陽光発電が注目された2009年は、不労所得となる副収入に期待する導入家庭がほとんどでした。けれども現在では、太陽光発電システムのデメリットも理解しながら、メリットが上回るとして決断する家が増えています。


・停電や災害時にも発電できる
・高騰する電気代対策ができる
・余剰電力を売電できる

現代は売電単価は年々下降傾向にあり、副収入としての太陽光発電の期待値も減少傾向です。けれども、それでも初期費用とのバランスを見て細々と副収入を見込む家もあります。

本記事を参考にして自分の家に適切な予算を立て、デメリットや対策も理解したうえで導入すると良いでしょう。
 

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